『私だって、愛情が欲しいのよー!!』~オーラソーマ・ヒーリング体験談3~

みなさん、こんにちは。

『ハートからの悦び♡』

とあなたを繋ぐサポーター、FLORECERえつこです。

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今回の記事はかつて行っていた『オーラソーマ・ヒーリング』という献血ルームでのイベントに御参加下さった方の体験談をお送りします。この記事は書きかけのまま新しい記事たちの中に埋もれて、ずーっと下書きの中でくすぶっていたのですが、このYさんと同じような気持ちを持っている方はとても多いと思ったので、あらためて記事を書きなおして掲載することにしました。

『私だって、愛情が欲しいのよー!!』~オーラソーマ・ヒーリング体験談3~

すでにこのタイトルだけで『いいね!』がもらえそうですね(笑)
いつもハンドヒーリング後はお客様のご感想をお伺いしつつ、使用したボトルのご説明をしているのですが、このYさんは

『私だって、愛情が欲しいのよー!!』

と突然堰を切ったようにしゃべり始め、私を驚かせたのでした。それまで穏やかだった彼女がいきなり感情をあらわにした時の光景は、今も鮮明に私の記憶の中に残っています。


結局、いつも私ばかりが我慢してる。

この日、Yさん(60代女性)が選ばれたボトルの色の意味をお伝えしていくと、突然彼女はスイッチが入ったように、

でも、そうは言ってもね~、
誰も私の代わりにやってはくれないから、結局私がやるしかないのよ。
私だってたまには誰かにやってほしいと思ってるし、

私も(自分がしているように)愛情をかけて欲しいのよ~!!

と感情をあらわにされました。
これはこれは・・・日頃の鬱憤がかなり溜まっている模様。きっとYさんはかいがいしく御家族のお世話をされていて、それが当たり前になってる家族に対していつもイライラしているんだろうなぁ~という様子がアリアリと伝わってきました。そして話が進むにつれてもその勢いは止まらず、

私だってね、自分が周囲の人に愛を与えてるように、相手から愛情をかけてほしいわよ。
だけど、だぁ~れも私の代わりにやってはくれない。
『あなたが何でもかんでもやり過ぎるからよぉ~』
って、他の人からも何度か言われたことがあるけど、
いつまで経っても誰かが代わりにやってくれる気配もないし、
いざやってくれたと思ったら、今度はトンデモないことになってるのよ!
だから結局、私がやるしかないじゃない?

と言うYさん。
彼女は自分が下したこの判断は正しいと信じて疑うことはありませんが、実はそうでもないんですよね。かつての私もそうでしたが、いつも自分がやっている事柄を代わりに別の人物がやってくれた際に、
(え~!これじゃ、きちんとできてないじゃん!!)
と思うことが多々ありました。これは単に家庭内だけの話ではなく、仕事上においても起き得る個々の意識の差によるものです。まだ20代初めだった私は、たくさんの仕事を抱えていた自分の代わりに同僚が作成してくれた資料集を見て、Yさんと同じような事を思ったことがありました。

(こんな仕上がりになるんじゃ、やっぱり私がやるしかないか・・・)


どうして私と同じように出来ないの?

この日Yさんが選んだボトルの色を見ると、理想や完璧さを追い求める傾向があることもわかりました。
これは彼女が『白か黒か。』という厳しい判断基準を持つ要素があることを示しているのですが、それは他人の行いに対して厳しいというだけではなく、Yさんが自分自身の事も厳しく律していることを表していました。このような傾向があるのですから、彼女のお眼鏡にかなうのは容易いことではありません。

たとえばYさんの代わりにご主人が庭木の剪定作業をしてくれた時のこと。
彼女が一番最初にご主人に対して『ありがとう』という感謝の気持ちを伝えたかどうかは大事なポイントです。もしもその出来栄えがYさんの納得のいくレベルではなかったからと言って、開口一番

『なんでこんなに丸坊主にしちゃうのよーっっ!』
『こんな事になるんじゃ、頼むんじゃなかったわ・・・』

と感情的になってご主人に伝えていたとしたら・・・残念ながら、今後手を貸してくれることは一切ないでしょう。何の労いの言葉もなく、怒られるだけだとわかったら、私ならば次に頼まれても丁重にお断りします。(笑)
仮にYさん以外の人が剪定作業をする時に、彼女が自分の納得がいくような出来栄えを他の人にも望むのであれば、感情的にならずに根気よく相手に伝えられるかどうかが大きなカギになります。とは言え、もともと異なる感性を持つ別の人物同士なのですから、Yさんが100%納得いくような出来栄えになることは不可能なのです。

(あぁ、自分で自分の首を絞めてる人なんだなぁ~・・・
(きっとYさんは他人に甘えるのが下手なタイプなんだろうな。)

と思いました。そしてYさんご自身はというと相変わらず、

『私は悪くない。ちゃんとやってる!』
『周りの人たちがいい加減過ぎるのよ!!』

という考えが頑なにあるので、この状況は当分変わりそうもないなぁ~と感じました。

今回のYさんのように他人からアドバイスをもらったり、また気づきのチャンスがあったとしても、当の本人がそれに全く耳を貸さなければ何も変わることはありません。厳しく聞こえるかも知れませんが、それが事実です。
また他人がこちら側の気持ちを察して、その期待通りに動くことは皆無だと思っておいた方がいいでしょう。冷静に考えてみれば理解できる話ですが、私たちは自分により近しい存在の人に対して、多くのことを理解してくれることを期待したり、気持ちを察して欲しいと思ってしまいがちなので、気を付けねばなりません。


他人への優しさはほどほどに。もっと自分に優しくしよう。

ここまでYさんのことに対して少しばかり厳しく書いてきましたが、今回彼女が選んだボトルの色で読み解いたYさんはとても優しく、愛に溢れていて可愛らしい人だと言えます。ただその思いやりに溢れた人柄と、他の人よりも先にさまざまなところに気が付いてしまう感性の良さなどが、彼女自身の苦しみになっていることがあるのです。
例えば周囲の人に気を配りすぎるあまりにYさん自身が疲弊してしまうのはもちろんのこと、すべてに完璧さを求める傾向があるために『~~~すべき』や『○○○ねばならない』と言った強迫観念が自らを苦しめることがあります。また理想が高いがゆえに、そこに至らない自分はダメな人間だと思う傾向が強く出るので、

『誰かのために役に立つ自分でありたい!!』
『何の役にも立たない自分は生きる価値がない』


と思うことがあるのですが、これが自分自身を蔑ろにしてまで他人に尽くしてしまうことの原因となっています。
もちろん他人に思いやりを持つことはとても大切な事ではありますが、自分が疲弊してまで他者に優しさを分け与える必要はないのです。ギブアンドテイクではないけれど、自分が誰かに愛を与えたならば、今度は誰かからの愛を受け取ることを自分に許可しましょう。それは私たちが呼吸をする時のように、息を吸ったら吐き、息を吐いたらまた吸うのと同じなのです。
あなたが他者のために自分の力や愛情を分け与えていることが多いならば、時にはあなた自身も他人を頼ったり甘えたりすることで、愛を受け取ることを許可してあげましょう。人に頼ったり甘えたりすることは、決して悪ではありませんよ。

他人に優しくするように、
自分自身のことも優しく大切に扱って下さいね~♪

Love & Light ,

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